中森明菜さん BBS
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二人静~明菜は 月から舞い降りた巫女(=みこ)になる~
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1:higasi:
2020/02/13 (Thu) 13:08:53
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【改訂版・私説・歌姫明菜World】
~明菜は 月から舞い降りた巫女(=みこ)になる~
[YouTube上・2001 20th Anniversary Live
-kitiusa 2さん2019/04/20掲載
『二人静(作詞:松本隆/作曲:関口誠人)』
(36歳頃・歌唱動画)]レビュー
Ⅰ:YouTube上・kitiusa 2さん掲載動画映像
『二人静(作詞:松本隆/作曲:関口誠人)
(36歳頃・歌唱動画)』歌唱全歌詞
Ⅱ:《歌唱全歌詞image・歌う姿・当時の衣裳》
からのレビュー
(私自身の独断的感想含む)
Ⅰ:YouTube上・kitiusa 2さん掲載動画映像
『二人静(作詞:松本隆/作曲:関口誠人)
(36歳頃・歌唱動画)』歌唱全歌詞
①散り急ぐ花びらを 時間(とき)の背中に
②サヨナラと並べてる指が いじらしいね
③殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…
④添い寝して 運命に寄り添ってあげる
⑤いい夢を見なさいな うたかたの夢を
⑥夜桜がさわぐ
⑦幸薄い蜉蝣(かげろう)の衣(きぬ)を 脱ぐように
⑧凛(りん)とした生き方の自分を 見せたくて
⑨焦がれそうなほど 哀しすぎたから…
⑩添い寝して 三日月を枕に眠れば
⑪魂は 蘇って火の鳥に変わる
⑫天の川キラリ
⑬殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…→③のrefrain
⑭添い寝して 永遠に抱いていてあげる
⑮冷えきった掌(てのひら)を 胸に押しあてて
⑯あたためて
⑰添い寝して 運命に寄り添ってあげる→④のrefrain
⑱いい夢を見なさいな うたかたの夢を→⑤のrefrain
⑲夜桜がさわぐ→⑥のrefrain
Ⅱ:《歌唱全歌詞image・歌う姿・当時の衣裳》からのレビュー
(私自身の独断的感想含む)
~明菜は 月から舞い降りた巫女(=みこ)になる~
▼明菜の歌姿を観れば…
三日月の月夜に
月から舞い降りた「巫女(=みこ)」のようです。
なぜか?
私にとっては…
=⑩添い寝して 三日月を枕に眠れば
⑪魂は 蘇って火の鳥に変わる
⑫天の川キラリ=と云う詞句に
《月から舞い降りた「巫女(=みこ)」》のimageを
感じ取っているからです。
《古典的な和風Warld》が
とても暗示的・比喩的な詞句で 表現されています。
▼恋愛心理学的に
③殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…を分析すれば
=こんなに好きなのに、誰かのものになるのは嫌!
殺めれば 誰かのものになることは 無いけれど
殺めても 《彼への愛》が 伝わらない
…ただ悲しさや虚しさが残るだけ=となるけれども
そんな解釈だけでは
「二人静」のimageが 感じ取れません。
▼③殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…の心情は
コトバの表現を変えて…
⑨焦がれそうなほど 哀しすぎたから…と云う詞句でも
語られています。
上述③・⑨などの詞句には
純日本的な情念が あふれていて…
相手の男性に 自分の愛が伝わらなくて
相手の男性を 殺(あや)めたいくらい愛していて
そんな気持ちの中には…
焦がれそうなほど 哀しすぎて
胸が しめつけられていて
殺意すらも 抱いてしまうような
心の奥に秘めている《切なく辛い女の渇愛》があります。
そう云う《自分の渇愛》を感じ取って
『二人静』の主人公は
相手の男性に
次のように語り掛けます。
④添い寝して 運命に寄り添ってあげる
⑩添い寝して 三日月を枕に眠れば
⑪魂は 蘇って火の鳥に変わる
⑫天の川キラリ
⑭添い寝して 永遠に抱いていてあげる
⑮冷えきった掌(てのひら)を胸に押しあてて
⑯あたためて
⑱いい夢を見なさいな 《うたかたの夢》を
⑲夜桜がさわぐ
↑私が想うに
「⑲夜桜がさわぐ」の詞句を 《深読み》すれば…
=主人公の心情は 掻き乱されていて
その《乱心》が 夜桜に伝わって
夜桜さえも 騒ぎ出している=と
感じ取っています。
↑《魂が持つ『永遠の時間』》の視点から
《人間の生と死と云うもの》を 眺めると…
きっと
《人間の生と死の中に含まれている要素》には…
《喜びや哀しみと云う『心情の時間』》を超越したような
《『生きていた時間の体験』のみ》が
残っていて…
《『生きていた時間の体験』のみ》が
《魂が持つ『永遠の時間』》の中に
存在していると…感じ取っています。
すなわち 平たく云えば…
まさに
人生とは
まるで 《うたかたの夢》のようなもの。
その《うたかたの夢》を いかに楽しみ
じっくりと味わうのかが 大切。
『二人静』の主人公は…
自分の人生を歌い切るように
=⑱いい夢を見なさいな 《うたかたの夢》を=と
語り掛けているように 感じ取っています。
「二人静」は
殺したいぐらい愛したと云う《純日本的な情念》が
あふれている表現世界です。
▼明菜の「殺(あや)めたいくらい」と云う歌唱には…
《「殺(あや)めたいくらい」と云う激しさ》も 包み込むような
深い情愛が あふれ出ています。
悲しい音色の伴奏の中で
美しく妖しく
霧のように 男にまとわり憑く情念を
静かに
時には 熱く
歌い上げています。
こんな歌を歌わせたら
明菜は 本当に素晴らしい!
情念の籠った明菜は
このように
儚くもあり
妖艶な雰囲気に なるのでしょうか?
①散り急ぐ花びらを時間(とき)の背中に
②サヨナラと並べてる指がいじらしいね
③殺(あや)めたいくらい愛しすぎたから…
⑭添い寝して 永遠に抱いていてあげる
⑱いい夢を見なさいな うたかたの夢を
⑲夜桜がさわぐ
ネット内のコメント欄には…
↑上述〈①~③や⑭⑱⑲の詞句〉について
「同じ女性として 〈この気持ち〉は分かります」…と云うような
記述がありました。
▼2001 20th Anniversary Liveで
明菜の歌姿を観れば…
まるで
巫女(=みこ)のような衣裳で
まるで
巫女(=みこ)のように
天に向かって
祈るように 歌っている姿を 感じ取っていて
視覚的に 「和」の世界を 醸し出していて
さらに
仕草や目使いにも
美しさだけでなく
激しい情念も あふれ出ていて
引き込まれました。
これからも
様々なカタチで
歌い続けて欲しい1曲ですよね?
▼若い人の=ネット内 コメント=も 以下に掲載したくなりました。
=私は現在26歳で
リアルタイム世代からは 少し離れていますが、
この曲は発売当時からすごく好きです。
和風な雰囲気が良いですよね~。
和風狙いの曲って
どの歌手も けっこうやっているような気がしますが、
妖しくて艶やか…明菜さんにピッタリですよね!
ライブで観たら、同性でありながらも
きっと ドキッとしちゃうんだろうな(笑)=
▼この曲は…
歌詞の艶やかさを意識した明菜の衣装・振り付けと
歌唱が素晴らしく、ライブ映像を観ると 今でも惹きこまれます。
▼作詞は松本隆で
この曲が 明菜への初めての提供でした。
松本の歌詞には
比喩的・暗示的なコトバが
散りばめられています
このライブでの歌唱は…
自分への感情移入ではなく、
《物語の主人公を演じるような女優魂》で
歌っているように 感じ取れます。
具体的に 述べれば…
上述したような
=まるで
巫女(=みこ)のように
天に向かって祈るように歌っている姿を
感じ取っていて
視覚的に 「和」の世界を醸し出していて
さらに
仕草や目使いにも
美しさだけでなく
激しい情念も あふれ出ていて
引き込まれました。=と云う箇所に
《物語の主人公を演じるような女優魂》を
感じ取っている訳です。
▼さて あなたには…
明菜が
《月から舞い降りた巫女(=みこ)》の姿に
観えましたか?