中森明菜さん BBS

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『椿姫ジュリアーナ』~明菜は 祈りを込めて伝える歌手である~ higasi

2019/08/22 (Thu) 01:18:33

【改訂版・私説・歌姫明菜World】
~明菜は 祈りを込めて伝える歌手である~

[『椿姫ジュリアーナ(作詞:松本一起/作曲:佐藤隆)』
YouTube上・夜のヒットスタジオ動画映像]レビュー↓

 Ⅰ~歌唱表現の演劇性とは?~↓
 Ⅱ~『椿姫ジュリアーナ(作詞:松本一起、作曲:佐藤隆)』歌唱全歌詞~
  &歌姿イメージ・歌詞の背景・歌詞イメージ・歌唱イメージなど
  これ等を 織り交ぜてレビュー~↓

Ⅰ~歌唱表現の演劇性とは?~
 なぜ 明菜姫は
 歌唱表現の中に
 《演劇性》を生み出しているのでしょうか?
 その《演劇性》は
 明菜姫の《直感による意識的歌唱法》から
 生み出されています!
 さて
 《直感による意識的歌唱法》について
 =以下=に くわしく述べることにします。
 =明菜姫は
  まず、歌詞と楽譜・音階を見て
  ❶《楽曲で描かれているシーン》を思い浮かべ
   その《楽曲》を
   いくつかの幕から構成される演劇(=歌の物語)として
  ❷自分の感受性の中でイメージしながら
  ❸具体的な歌唱法を選択して
   表現出来るように組み立ててから
  ❹自分独自の歌唱表現をしているのです。
  もっと詳細に述べれば…
  《⁂平歌(ヒラウタ)箇所》や《☆サビ箇所》や
  《エンディング箇所》等について
  《それぞれに合った歌い方》を
  自分の直感によって 意識的に選択しながら…
  ❺《各箇所》ごとに 《各歌詞のフレーズ》ごとに
  歌唱法を 変えていきます。
  更に又
  ❻《各箇所》ごとに 《各歌詞のフレーズ》ごとに
  自分の直感で感じ取って
  心の奥から溢れ出る情感を…
  さまざまな顔の表情のカタチで
  さまざまな全身の動きも取り入れて
  歌唱表現を しています。
  ❼以上を要約すれば
  上述❶~❻の内容で 示されるように
 明菜姫が 舞台上で歌唱する場合…
  《歌う姿》によって 《歌唱表現》が 最大限に伝わるので
  《歌う姿》と《歌唱表現》とは
 「不離一体=1つになって 離れることがない」と云う訳です。
  すなわち
  《歌唱法》と《歌う姿》とが
  《『不離一体』となって 表現されていること》…を指して
  《明菜姫・歌唱表現の演劇性》と 云われているのです!=

Ⅱ~『椿姫ジュリアーナ(作詞:松本一起、作曲:佐藤隆)』歌唱全歌詞~
 &歌姿イメージ・歌詞の背景・歌詞イメージ・歌唱イメージなど
 これ等を 織り交ぜてレビュー~
▼歌唱全歌詞は 以下①~㉚です。

歌唱全歌詞は…《⁂2幕完結の物語構成》になっていて…
⁂第1幕の歌詞フレーズは以下①~⑮であり
 第2幕の歌詞フレーズは以下⑯~㉚である。
なお《☆サビ箇所》のみ フレーズに☆印を付けました。

❶《前奏》は 長めに演奏されます(←第1幕の始まりを告げる前奏です)
①ジュリアーナ 誰でも私を呼ぶ
②ギターに合わせて 踊る人生
③ジュリアーナ 楽しく踊りなよと
④ドレスの上から 心脱がす
❷《間奏》(←以下❸の間奏より 短めに演奏されます)
⑤ビルの谷間にテントを張り
⑥舞台をつくるピエロたち
⑦とげとげしい顔と衣装で
⑧心かくす私

⑨幕が開き悲しい場面に
⑩恋人たちは肩を寄せ
⑪媚薬を見る視線(まなざし)

☆⑫笑いながら泣いて~ 歌い踊る
☆⑬私は踊り子 愛もない

⑭ジュリアーナ 孤独な仮面に夢
⑮悲劇に染まって 胸を焦がす
❸《 間奏》(←上記❷の間奏より 長めに演奏されます)(←第2幕の始まりを告げる間奏です)
⑯舞台が済むと売れ残りの
⑰ワインの瓶を売り歩く
⑱役者たちはベッドに入る
⑲星が見たい一人

⑳ブラウスに スカート巻きつけ
㉑束ねた髪をときはなつ
㉒もう誰にも見られず

☆㉓私だけの私~ 求めながら
☆㉔素顔になっても 愛もない

㉕ジュリアーナ 希望もおぼれる夜
㉖未だ見ぬ明日が 唯一の夢

㉗ジュリアーナ 素敵な脚が見たい
㉘耳に焼きついた 男の声
㉙ジュリアーナ 夢中に踊らされる
㉚生きてゆくことに シナリオない
❹歌い終わったあとの《終奏》は 長めに演奏されます

さて 以下においては
上述Ⅰ~明菜姫・歌唱表現の演劇性~の視点から
『椿姫ジュリアーナ』・《⁂2幕完結の物語》のレビューを
順を追って 述べる事にします。
私の推測によれば…
明菜姫は
『椿姫ジュリアーナ』の歌詞と楽譜・音階を見ながら
『椿姫ジュリアーナ』が《⁂2幕完結の物語》であると
把握していて…
⁂第1幕の歌詞フレーズを 上述①~⑮とし
 第2幕の歌詞フレーズを 上述⑯~㉚としていて
更に又
上述☆⑫☆⑬&☆㉓☆㉔を
《☆サビ箇所》のフレーズとして 把握していて…
更に又
上述㉕~㉚を
《エンディング箇所》のフレーズとして 把握していて…
更に又
《☆サビ箇所》や《エンディング箇所》のフレーズ以外を
《⁂平歌(ヒラウタ)箇所》のフレーズとして 把握していて…
《上述それぞれの箇所》に合った歌い方を
自分の直感によって 意識的に選択しながら…
《各箇所》ごとに 《各歌詞のフレーズ》ごとに
歌唱法を 変えていきます。
更に又
《各箇所》ごとに 《各歌詞のフレーズ》ごとに
直感で感じ取って
心の奥から あふれ出る情感を…
さまざまな顔の表情のカタチで
さまざまな全身の動きも取り入れて
歌唱表現を しています。

作曲は「桃色吐息」でも有名な佐藤隆。
行き場ない熱気のような、
独特の浮遊感と
独特のリズム感やメロディーに乗せて、
『椿姫ジュリアーナ』の明菜姫は…
ウィスパーでも なく
涙ぐむことも なく、
けれども…
すすり泣くような、
《鼻腔共鳴の声》で
『椿姫ジュリアーナ』の歌Worldを表現する。
《切ない鼻腔共鳴の歌声》には
哀しく はかない雰囲気が あふれています。

舞台は 異国の都会のビルの谷間。
主人公は踊り子。
《ギター、ピエロ、サーカスのテント張り…と云うキイワード》があって
次第次第に 
『椿姫ジュリアーナ』の歌Worldは
フィクションと現実の狭間を さまよい始める。

さて…
舞台が終わり、
夜ともなれば
独り、束ねた髪を解いて
星を眺める踊り子には…
自分自身が 踊り子として
生きてゆくプロセスの中で…
《ひたむきに 純粋な恋愛を求める情念の動き》があって
《ひたむきに 純粋な恋愛を求める情念の動き》には
決して果たされることのない『無垢なる渇愛の希求』があって
その姿が、哀しく はかない。

《こんな『無垢なる渇愛の希求』》の中で…
=☆㉓私だけの私 求めながら
 ☆㉔素顔になっても 愛もない=と叫び
=㉕・・・希望もおぼれる夜
 ㉖未だ見ぬ明日が 唯一の夢=と叫び
=㉗・・・素敵な脚が見たい…と云うような
 男の声が 耳に焼きついていても =
 私は 夢中に踊らされるだけであり
 踊り子として 生きてゆくプロセスの中で…
具体的なシナリオもなく
未だ見ぬ明日だけが 唯一の夢なのです!=
 と…ひとり淋しく 叫ぶだけ。

▼「⑦とげとげしい顔と衣装で
  ⑧心かくす私 」と云うフレーズでは
 ★この「ジュリアーナ」の姿に…
 《舞台上で歌う明菜姫》を 重ねてしまいます。
 「☆⑫笑いながら泣いて 歌い踊る
  ☆⑬私は踊り子 愛もない」と…
 ひとり淋しく 叫びながらも
 「㉖未だ見ぬ明日が 唯一の夢」と信じて
 毎日を…舞台の上で 精一杯生きているけれど
 「☆㉔素顔になっても 愛もない」と…
 そして
 舞台で 歌い踊りながらも
 「㉚生きてゆくことに シナリオない」と…
 ひとり淋しく 叫ぶだけ。

▼私の感覚では…
  舞台上で歌唱すると云うような《明菜自身の表現活動》を
  夢中に踊らされていると云うような《ジュリアーナの表現活動》に 
  置き換えていて…
  まるで
  明菜姫自身の《歌唱表現活動中の心情》を
  《踊り子「ジュリアーナ」の独白のカタチ》で
  表現しているとさえ 感じ取っています!
  《踊り子「ジュリアーナ」の独白》には
  どこか 悲観的で、世をすねたような感触があり
  《☆今日と云う日常を 捨てている感触》さえ   
  感じ取れます!                   
▼しかしながら 《深読み》を すれば…
 (私の性分では…どうしても《深読み》したくなるのです!) 
 そもそも 私の見解では
 《舞台上の表現》に《感動する要因の一つ》として
 《舞台上の表現》が含む《⁂非日常の夢幻World》に
 感動している要素があって…
 上述《☆今日と云う日常を 捨てている感触》の中に
 《⁂非日常の夢幻World表現》が含まれていると 感じ取っているので
 明菜姫も 《⁂非日常の夢幻World》を 伝えようとして
 《『椿姫ジュリアーナ』を歌唱する明菜姫》は…
 涙ぐむことは なく、
 けれども…
 すすり泣くような、
 《鼻腔共鳴の声》で
 《『椿姫ジュリアーナ』の歌World》を表現していると
 自分勝手に 考えているのです!

▼作曲は「アル・マージ」の佐藤隆。
同じフレーズを淡々と繰り返すことで
冷静に 自分を見ているような、
そんなクールさが 際立ちます。
ラストの転調も いいですね。

低音から《☆高音に伸びていくところ》には 力があり、
《☆心に訴えるもの》があります。
《☆サビ箇所》☆⑫笑いながら泣いて~ 歌い踊る
         ☆⑬私は踊り子 愛もない
         ☆㉓私だけの私~ 求めながら
         ☆㉔素顔になっても 愛もない=には
         《☆高音に伸びていくところ》があり
         《☆心に訴えるもの》があります。

⁂前奏のイントロで流れる《笛の音》が 
 《もの哀しい雰囲気》を 創り出していて
 歌い終わったあとの《終奏》でも
 《笛の音》が流れていて
 《もの哀しい雰囲気の余韻》を
 じっくり味わうことが出来ます。

▼『椿姫ジュリアーナ』の奥底にあるイメージを述べれば…
生きてゆくプロセスの中で
主人公の女「踊り子」が
《ひたむきに 純粋な恋愛を求める情念の動き》を表現しています。
《ひたむきに 純粋な恋愛を求める情念の動き》が感じ取れるからこそ
この『椿姫ジュリアーナ』物語には…
主人公の女「踊り子」の《胸が詰まるような哀しさ》も 感じ取れるのです。

▼しかしながら
《舞台上で歌唱する『明菜姫自身の心情』》を推測すれば
明菜姫は
この『椿姫ジュリアーナ』を歌唱するプロセスの中で…
自分自身の魂の『レクイエム(安息)』を渇望しているように
感じ取っていて…
まるで
明菜姫自身が…
=静かに…眠れ、今は何も考えずに、
  《㉖未だ見ぬ明日の『夢幻的な唯一の夢』》の中で
 静かに…眠れ=と祈り続けているように
 感じ取っているのは…
  私だけの感触でしょうか?

Re: 『椿姫ジュリアーナ』~明菜は 祈りを込めて伝える歌手である~ higasi

2019/08/23 (Fri) 00:43:45

●プロローグ
できるだけ正確な記録を残しておきたい…と云うような
私の願望がありますので…以下に書き綴ることにしました。

【Ⅰ~《★歌唱表現の演劇性》~についての 補足説明】↓
 ~《★歌唱表現の演劇性》には 《総合芸術》の要素が含まれている~

▼明菜姫にとっては 歌手の才能がメインとは云え (=Ⅰで既述した歌手の才能がメインとは云え)
《女優・ミュージカル女優・舞台演出・自己衣装選択力》などの才能もあるので…
《女優・ミュージカル女優・舞台演出・自己衣装選択力などの才能》も
《★明菜姫・歌唱表現の演劇性》の要素に含めるべきであると 考えています。
●そもそも 芸術と云うコトバを辞書で検索すると
ー特殊な素材・手段・形式により、技巧を駆使して美を創造・表現しようとする人間活動、およびその作品。
 ❶建築・彫刻などの《空間芸術》❷音楽・文学などの《時間芸術》
 ❸演劇・舞踊・映画などの《総合芸術》に 分けられる。ーと云う説明文が示される。

明菜姫の歌唱活動は
主に 上述❷歌唱活動と云う《時間芸術》であるけれども
明菜姫が歌唱活動に取り組む姿勢を観ると
例えば
❹Musica Fiesta Tour 2002 (DVD)の中で
特に『 MISSED U』『Siesta ~恋のままで~』『CARNAVAL』『CARMESI 』『 The Heat ~musica fiesta~』では
《明菜Worldのミュージカル表現》が
明菜姫の《女優の才能》と《歌唱表現力》と《自己演出力》などで 支えられている。
すなわち
★『感情や意志を示す身体の動きや身のこなしとか 顔の表情や歌唱表現だけではなく
自己衣装選択力・舞台装置・照明・楽器編成・音響なども(総合的に)』用いて
LIVEの効果をあげようとしている。

上述❹の内容から推理すると
明菜姫の才能を見れば
歌手の才能がメインとは云え
《女優・ミュージカル女優・舞台演出・自己衣装選択力》などの才能もあると云えます。
すなわち明菜姫の《★歌唱表現の演劇性》には
上述❸演劇・舞踊などの《総合芸術》の要素が 含まれているのです!

Re: 『椿姫ジュリアーナ』~明菜は 祈りを込めて伝える歌手である~ higasi

2019/08/27 (Tue) 01:31:44

【『椿姫ジュリアーナ』追加レビュー】↓

私は 『椿姫ジュリアーナ』レビューの中で 
以下=Aの文面=を書き綴りました。


A=《ギター、ピエロ、サーカスのテント張り…と云うキイワード》があって
  次第次第に 
  『椿姫ジュリアーナ』の歌Worldは
  《「★フィクション」と「☆現実」の狭間》を さまよい始める。=A

さて
私の心の奥から 上述=Aの文面=が溢れ出た背景には
以下のようなー私事の体験ーがあります。
かなり長めの告白になりますが
しばらく お付き合い下さい。


⁂このレビューを読み取っている方々の中で
かなり昔の《手作り感ただようサーカス》を見物した人は
あんまり存在していないのかな?と…思っていて
かなり長めのー私事の体験ーを掲載することにした訳です!


Cー私は5歳くらいの頃、
  当時住んでいた長崎で
  家族と一緒に
  サーカスを 観に行きました。
  テント小屋の中で開催された《木下サーカス》を
  観に行きました。
  テント小屋の中で観ると云う雰囲気が
  もう既に
  いま生きてる《現実世界》から
  《夢幻世界》に誘われる予感を 暗示していました。
  もちろん たかだか5歳の私は
  《天才詩人》ではないので…
  《現実世界》とか《夢幻世界》とかのコトバが
  理解出来た訳ではなく
  今にして 感じ取ってみれば
  そのような
  《現実世界》とか《夢幻世界》とかのコトバで
  表現できると 推測しているだけなのです!
  《木下サーカス》が演じた内容について 
  詳しく明確な記憶は ありません
  今の感覚で把握したコトバを使えば
  幻想的で 美しく 現実離れした世界であったと
  感じ取っていて…
  そんな印象が 今でも 強く残っていて…
  特に 空中ブランコのショーでは
  まるで 夢を見ている気分になり
  自分に翼が付いて
  空高く飛んでいるような 
  鳥の気分になっていて…
  75歳の老爺になった今でも
  空を飛ぶ夢をみるのは
  こんな記憶があるからだと
  思うほどです!ーC

さて 本題に戻して
『椿姫ジュリアーナ』について述べれば…
上述=Aの文面=は
以下=Bの文面=でも 
表現できると 思っています。
なぜ?
上述Cー私の原体験・感覚ーから把握すれば
『椿姫ジュリアーナ』は
以下=Bの文面=のイメージも 含んでいると
感じ取っているからです!

B=《☆ギター、ピエロ、サーカスのテント張り…と云うキイワード》があって
  次第次第に 
  『椿姫ジュリアーナ』の歌Worldは
  《「★夢幻世界」と「☆現実世界」との狭間》を さまよい始める。=B

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